一、病状概要#
- 女性、76 歳、6 年前に骨盤の巨大腫瘍を発見し、腹部膨満で受診。
- 病理穿刺で卵巣癌と診断され、腹腔に多発転移、大量の腹水。
二、治療経過#
- 手術条件が整わず、先に化学療法を実施。
- カルボプラチン、パクリタキセルによる基礎化学療法を 5 サイクル、各サイクル 21 日間。
- 化学療法終了後、オラパリブを 1 日 2 回経口で 5 年間維持。
- 期間中、毎月 CA125 を検査し、半年ごとに強化 CT を再検査。
三、再発治療#
- 2024 年 4 月の CT で再発を示し、CA125 が異常に上昇。
- 引き続きカルボプラチン、パクリタキセル、ベバシズマブによる化学療法を 4 サイクル実施。
- 第 5 サイクルでカルボプラチンにアレルギー反応が出て、カルボプラチン化学療法を中止（これはリスク）。
- 第 6、7 サイクルではカルボプラチンをシスプラチンに変更して化学療法を続けたが、CA125 は依然として上昇。
- 2024 年 8 月に化学療法が終了し、オラパリブを引き続き経口摂取したが、CA125 は依然として上昇。
- 2025 年元旦にオラパリブを中止し、レトロゾールを経口で維持することを試みる。
- 2025 年 4 月にニラパリブを追加して維持を試み、CA125 が 1000 を超える。
四、現在の困難#
- 身体の状態は一般的で、RBC3.0、HB97、PLT104。
- 最近、不規則な下血があり、5 月 24 日は量が多かった。
- 経済的条件は一般的で、今後どの治療法を用いるべきか？
- 腹腔熱灌注治療は可能か？
- もし熱灌注が可能であれば、シスプラチンは第 6、7 サイクルの化学療法のように無効になるか？
- 業界の専門家に指導を求む。